サーキットではコントロール重視の「効きが強く初期制動は弱い」と言う特性のパッドがサーキット用としては最適です。
スピードの乗る直線や様様なコーナーで構成された上に他の車と並走するサーキットでは、トップスピードからの急減速に使うブレーキ、緩いコーナーで鼻先を入れてくブレーキ、走行ラインを変える時の姿勢作りの為のブレーキ等、様様なブレーキの使い方を要求されます。 その為、コントロール重視のパッドが必要となります。
サーキットに比べてタイトなコーナーが多いミニサーキットでは、コントロール性能よりも「効きが弱く初期制動が強い」という特性のパッドの方が向いています。

用途		製品
フロント	高負荷走行	MHMSVS212VS704
	低負荷走行	VS704VS533
リア	高負荷走行	MHMSVS212
	低負荷走行

ジムカーナでは「効きが強く初期制動が強い」パッドが最適です。
またリアの方がフロントよりも効きが強いものを選ぶ事でクイックなコーナーを連続して曲がっていくのに適したセッティングとなります。
その分ブレーキングは非常にシビアなものになります。

用途		製品
フロント	コントロール性重視 : 中重量車	GM
	コントロール性重視 : 軽中量車	GMGS
	効き重視 : 安定した効き	GH
	効き重視 : 効きとコントロール性	VS702
リア	効き重視	GH
	初期の効き重視	GS
	効き強めで踏力コントロール向け	GM
サイドシュー & リアシュー	効きと耐温度性能	GMSSM
	初期の効き重視	GSSSS

ドリフト用には「効きが弱く初期制動が強め」のものが最適です。
またリアの方がフロントよりも効きが強い、場合によってはリアをロックさせる程効きの強いものがあるのも特徴です。
長いドリフト距離を稼ぐ為には高いスピードが重要であり、そのスピード粋で姿勢を作れるだけの確りとしたパッドが重要です。

用途		製品
フロント	高負荷 : 中重量車	VS704VS702SH
	高負荷 : 軽量車	SH
	低負荷 : 中重量車	SHSS
	低負荷 : 軽量車	SS
リア	効き重視	SSH
	初期の効き重視	SS
	効き強めで踏力コントロール向け	SH
サイドシュー	Sタイヤもロック出来るサイドブレーキ	SSG

ストリートで重要なのは運動性能と乗り心地の両立です。
ブレーキは効けば効くほど良いというものではなく、走行シーンや車のセッティングによって選ぶものです。 Sタイヤやハイグリップラジアルタイヤを履いている事を前提としたサーキットやジムカーナ向けのブレーキパッドを街乗り用として使ってしまうと、逆にタイヤをロックさせてしまい制動距離を延ばすものになってしまいます。 また急制動を可能にするブレーキパッドは大量のブレーキパッドと不快な鳴きを発生させるなど、快適性を大幅に犠牲にしてしまいます。
その為、街乗りをメインとしてワインディングを楽しむ為に設定されたのが下記のパッドです。
サーキットやジムカーナと言った限定環境でしか必要とならない性能を抑えてワインディングでの運動性能を維持しつつも、ブレーキの鳴きやブレーキダストの低減を実現し快適性を向上。 純正からワンランク上の制動を求めるには最適です。

用途		製品
フロント	コントロール性重視	MHMSVS212VS704VSZ
	効き重視	VS704VS533
	効きと粉塵考慮	SDF
	効きと粉塵考慮（輸入車）	SDF import
リア	コントロール性重視	MHMSVS212VSZ
	効き重視	MHMSVS212
	効きと粉塵考慮	SDF
	効きと粉塵考慮（輸入車）	SDF import